2011年03月24日

じい が 遠く へ

今朝、電話がなった。
アダムが日本語で
丁寧に話しているけど
内容はわからない。

息子が私の所へ来た。

「じいちゃん、死んじゃったって。」

「は?」

三日前に会った時
「うまかねぇなぁ」と
病院の食事のこと
苦笑いしてたじゃん。

ちゃんと自分で食べて
歩くリハビリもするって
靴も用意していたよね。

だから私は暖かくなったら
自宅へ帰れると信じていた。
そしてまたアダムと子供達と
焼き魚を食べて
「やっぱりうちがいいなぁ」って
笑顔を見ることが
できると信じてたのに。

本当の娘ではないから
病状は聞いていなかった。
そして今
私は何も出来ない。

お線香を上げさせてもらったけれど。

それだけ。


でもそんなことは
大きなことではない。

うちの子供達を
本当に可愛がってくれたこと
アダムと楽しく飲みながら
たくさん話をしてくれたこと
「おまえも本当の娘だと思ってるよ」と
言ってくれたこと。

そういうことを
大切にしていこう。

一緒にご飯は食べられなくても
心の中で話しかければ
今まで通り
「心配すんな」と
返事してくれるだろう。





Posted by よーきー at 11:30│Comments(3)
この記事へのコメント
「名前で呼ぶなんて
他人行儀じゃねぇか。
じいと呼べや」
と何度も言われた。

向かいの「じぃやん」。

アダムの1番の友達だった。
国とか歳とか関係ない。

とても素敵な関係だったと思う。

アダムの涙はとても綺麗だった。


メールを下さった方々
ありがとうございます。

まだ気持ちが落ち着いていないので
お返事できませんが

暖かいお気持ちに感謝します。
Posted by よーきー at 2011年03月24日 14:26
そうだったのですね・・・。
血のつながり以上のものが
あった関係だったのですね・・。
お見舞いに行かれたりしていましたものね。
おじいちゃんも、スミスさん一家と
過ごせたことはすごく幸せだった
と思いますよ。
Posted by masumimasumi at 2011年03月29日 17:47
>masumi さん

今、コメントに気がつきました!
今も、自宅へ帰り、車から降りると
じいやんが
「寄っていけさー」と
窓から手を振っているような気がします。

あだむとお見舞いに行った時に
看護師さんが
「お話聞いてますよ」とニコニコして
私たちに声をかけてくださり
とてもうれしく感じました。

誰に対しても嫌な気持ちにさせることのない
じいやんは最後もとても穏やかだったとのこと。

これからも時々
心の中で話しかけていきます。
Posted by よーきー at 2011年04月01日 14:01
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。