2011年03月24日
じい が 遠く へ

アダムが日本語で
丁寧に話しているけど
内容はわからない。
息子が私の所へ来た。
「じいちゃん、死んじゃったって。」
「は?」
三日前に会った時
「うまかねぇなぁ」と
病院の食事のこと
苦笑いしてたじゃん。
ちゃんと自分で食べて
歩くリハビリもするって
靴も用意していたよね。
だから私は暖かくなったら
自宅へ帰れると信じていた。
そしてまたアダムと子供達と
焼き魚を食べて
「やっぱりうちがいいなぁ」って
笑顔を見ることが
できると信じてたのに。
本当の娘ではないから
病状は聞いていなかった。
そして今
私は何も出来ない。
お線香を上げさせてもらったけれど。
それだけ。
でもそんなことは
大きなことではない。
うちの子供達を
本当に可愛がってくれたこと
アダムと楽しく飲みながら
たくさん話をしてくれたこと
「おまえも本当の娘だと思ってるよ」と
言ってくれたこと。
そういうことを
大切にしていこう。
一緒にご飯は食べられなくても
心の中で話しかければ
今まで通り
「心配すんな」と
返事してくれるだろう。
Posted by よーきー at
11:30
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